EDUCATION
子どもたちにとっての「森のいえ はまきた」は、さまざまな冒険・実験ができる場所です。
安心して自分をさらけ出して過ごすことができる空間のなかで、知的な面でも道徳的な面でも子どもたちはどんどん伸びていきます。
そして「森のいえ はまきた」は、仲間と切磋琢磨する場所でもあります。トラブルもたくさんでてきて、毎日が泣き笑いの日々です。
みんながひとつの大きな家族として、日々過ごしていきます。
子どもは、大人、特に身近な保育者との心の繋がり合いがとても重要になります。そしてその信頼関係を基盤に、外の世界での活動を広げていきます。3歳未満の子どもたちは特に、保育者と1対1の密接な関係を必要とするため、保育者をつなぎ役とすることで他の友だちと交わり、遊びの幅を広げていくようになります。3歳以上の子どもたちは、保育者をモデルとして友だちとの付き合い方を学んでいきます。友だち同士の関わり合いの中で多くのトラブルを経験しますが、ダイナミックな遊びもそこから生まれてきます。保育者の温かなまなざしのもと、個性が発揮できるようになります。
乳幼児期の子どもは、気に入った遊びを何度も繰り返し行う特徴があります。その遊びが簡単すぎるとつまらないと感じ、さらに難しい遊びを編み出そうとします。その子どもが探究している傍らで保育者は、遊びの仲間の一人として加わりつつ、子どもが今何を思っているのか、発達としてどういう課題を持つのかを考えていきます。しかしこれは簡単なことではありません。保育者は、子どもの活動から遊びの質を捉え、より深く子どもたちが考えるために何が必要かを瞬時に判断していきます。子どもたちの「知りたい」「やってみたい」という思いを実現できるよう寄り添います。
園の中ではアクティブに活動する子どもでも、どこかでほっとする場所が必要です。心落ち着けるスペースでゆっくりとくつろいだ後に、また活動へと飛び出していきます。この静と動のメリハリが、子どもたちの一日の活動を支えます。また、活動の中で知りたいことがあったとき、図鑑を広げて調べる姿もよく見られます。子どもたちが落ち着いて絵本の世界に浸る空間も大切にしています。
「森のいえ はまきた」では、基本的にやりたい遊びを子ども自身が選んでいます。
しかし、その中でどうしても時間を意識して次の行動にうつらなければならない時もあります。子どもにとっては自分のやりたいことを中断したり、見通しをたてて時間で動くということはとても難しいことです。自分の気持ちに整理をつけて納得して次にうつることができるよう保育者がサポートしつつ、自分たちで行動ができるようになることを目標としています。
登園してきた子から好きな遊びを始めます。
大きな子たちは外に出て遊びます。
一旦遊びの手を止め、みんなで集まり気持ちの良い挨拶をかわします。
みんなで体操をし、すがすがしい気持ちで園での1日をスタートします。
朝礼の後は、0~2歳の子どもは午前のおやつを食べてから活動にうつります。
今日は何をして遊ぶのかな?先生からの発表をみんな楽しみにしています。
乳児クラスは11時から、幼児クラスは11:30頃から昼食となります。「いただきます」「おいしいね」「ごちそうさまでした」と季節の食材を感謝しながら楽しく味わいます。
0~4歳の子どもたちは、しばし休憩です。園の中が1日の中で1番静かになる時間です。5歳の子どもたちはクラスでの活動をします。子どもたちの生活の中で問題になっていることを話し合うミーティングを行うこともあります。預かり保育を利用しない1号認定の子は、14時で降園となります。
おやつは栄養士さん手作りの食べ物がでてきます。みんなで一緒にお茶を飲み、おやつを食べるのは至福のひと時です。給食の後から子どもたちは「今日のおやつは何かな?」と話すほど、とても楽しみにしている時間です。
18時以降に過ごす子どもたちには、この時間にもおやつを用意します。ひとクラスに集まって思い思いに過ごしながら、お父さん・お母さんのお迎えを待ちます。お迎えが来た時、今日園で何をしたか、話すことはたくさんあります。
四季折々の大きな行事を基板に、子どもの生活を第一に過ごしていきます。その中でも、友だちや保育者と一緒に力を合わせてミニ運動会や生活発表会を行います。子どもたちの成長した姿を保護者の方と一緒に喜び合いたいと思っています。
4月 入園式 引き渡し避難訓練
5月 親子遠足(幼児クラス)
6月 プール開き
7月 七夕 プール遊び
8月 プール遊び
9月 地域交流 保育参観
10月 ミニ運動会 園外保育
11月 生活発表会
12月 クリスマス会
1月 お正月
2月 節分
3月 ひな祭り 卒園遠足 卒園式
2020年度から学習指導要領が改定され、これまでの知識を詰め込み『いかに覚えるか』という教育から『覚えたことをどのように使うか』に重点が置かれた教育に変わります。小学生から英語授業が始まっており、親世代の小学校時代とは大きくな内容が変わっています。小学校入学が近づいてくると、「うちの子は勉強についていけるのかな?」と不安に思う保護者の方も多いと思います。「森のいえ」では、子どもたちが「森のいえ」を卒園してから壁につきあたることがないよう、『自分で考える力』を身に付けられるようにします。
また、希望者には課外活動として、学研教室・ECCを受けられる時間も整えています。働くお母さんが増え、時間的制約がある中で、園にいる間に教育も受けられるよう、楽しくお勉強をしてみたいと思う子どもと働くお母さん・お父さんをお手伝いします。